すすぎは3回?2回?|水道代節約と衣類の仕上がりを両立させるには

すすぎは3回?2回?|水道代節約と衣類の仕上がりを両立させるには

「すすぎは2回でいい?それとも3回したほうがいい?」
洗濯のたびに悩むこの疑問。実はすすぎの回数は、水道代だけでなく、衣類の仕上がりや肌触りにも大きく影響します。

この記事では、「すすぎは2回と3回で何が違うのか?」を中心に、節水・洗濯の品質・柔軟剤の活かし方まで丁寧に解説します。

この記事でわかること


この記事のポイント
  • すすぎ回数による仕上がりと水道代の差
  • 節水しながら衣類をキレイに仕上げる方法
  • ためすすぎ・注水すすぎの正しい選び方
  • 柔軟剤の香りを残すためのコツ
目次

【結論】すすぎは2回でOK!ただし条件あり

【結論】すすぎは2回でOK!ただし条件あり

基本的な日常の洗濯であれば、すすぎは2回で十分です。
現在の洗剤は高性能で、少ないすすぎでも泡切れがよく、汚れもしっかり落ちます。

ただし、以下のようなケースでは3回すすぎが推奨されます:

  • 赤ちゃんや敏感肌の人の衣類
  • 粉末洗剤や泡立ちやすい洗剤を使用している
  • 柔軟剤を使わずに、洗剤残りを徹底的に防ぎたい場合

2回と3回すすぎの違いをざっくり比較

項目すすぎ2回すすぎ3回
水道代◎ 節約できる× 少し高くなる
仕上がり〇 香りが強めに残る〇 さっぱり仕上がる
肌への優しさ△ 敏感肌にはやや注意◎ 赤ちゃんにも安心

すすぎ回数で変わる3つの影響

すすぎ回数で変わる3つの影響

すすぎの回数が違うと、洗濯後の衣類の状態や肌への影響、水道代まで変わってきます。以下の3つが主なポイントです。

1. 洗剤の残り具合

すすぎが足りないと、衣類に洗剤成分が残ってしまうことがあります。これが皮膚トラブルの原因になることも。

2. 柔軟剤の香りの残り方

すすぎ回数が少ない方が香りは残りやすくなります。ただし、強すぎる香りが苦手な方には逆効果になることも。

3. 衣類の肌触り

すすぎ3回にすると、よりさっぱりした仕上がりに。柔軟剤の成分が落ちすぎる場合もありますが、肌トラブル回避には有効です。

すすぎ回数と仕上がりのバランス

影響項目すすぎ2回すすぎ3回
洗剤の残留△ やや残る◎ ほぼ残らない
香りの残り◎ しっかり残る〇 やや控えめ
肌への優しさ〇 一般的には問題なし◎ 敏感肌にも安心

節水重視ならすすぎ2回|水道代のシミュレーション

節水重視ならすすぎ2回|水道代のシミュレーション

家計の見直しで「水道代の節約」を意識するなら、すすぎ2回がおすすめです。1回の洗濯で使う水量は意外と多く、すすぎ1回の差が月間・年間で大きな金額差になります。

すすぎ回数による水使用量の違い

ここでは、一般的な縦型洗濯機(洗濯容量7kg)を使った場合の水使用量と水道代の目安を紹介します。

すすぎ回数水使用量(1回)水道代の目安(1回)
2回約100L約20円
3回約150L約30円

月間・年間でどれくらい差が出る?

毎日1回洗濯する家庭で計算すると、以下のような差になります。

期間2回すすぎ3回すすぎ差額
1ヶ月(30回)600円900円300円
1年(365回)約7,300円約10,950円約3,650円

たった1回のすすぎの違いで、年間約3,600円の節約が可能です。柔軟剤や洗濯機の選び方を工夫すれば、品質を保ちつつコストを抑えることができます。

3回すすぎを選ぶべきケースとは?

基本的には「すすぎ2回」で問題ありませんが、次のような条件に当てはまる場合は、すすぎ3回の方が安心です。

1. 敏感肌・赤ちゃんの衣類

洗剤の残留成分が肌に触れると、かゆみや肌荒れの原因になることがあります。
特に赤ちゃんやアトピー体質の方には、念入りにすすぐ「3回すすぎ」がおすすめです。

2. 粉末洗剤を使用している場合

液体洗剤と比べ、粉末洗剤は溶け残りやすい傾向があります。
すすぎ2回では洗剤が落ちきらず、衣類に白い粉が残るケースも。

3. 作業着・泥汚れなどの重度汚れ

汚れがひどい洗濯物には、洗剤量も多くなりがち。
この場合も、すすぎ3回でしっかり洗い流すことで、におい残りや皮膚トラブルのリスクを下げることができます。

3回すすぎを選ぶべき目安
✔ 赤ちゃんや敏感肌の衣類を洗うとき
✔ 粉末洗剤を使用しているとき
✔ 泥汚れ・作業着などの強い汚れがあるとき

ためすすぎと注水すすぎの違い

ためすすぎと注水すすぎの違い

すすぎの「回数」だけでなく、「方法」にも違いがあります。ためすすぎ注水すすぎの2種類、それぞれの仕組みとメリット・デメリットを把握しておきましょう。

ためすすぎとは?

ためた水で一気にすすぐ方法です。
柔軟剤の香りが残りやすく、水の使用量も少ないのが特徴です。

注水すすぎとは?

水を注ぎながら常に排水する方法です。
洗剤残りがほとんどなく、すすぎの清潔感がアップしますが、水道代はやや高めです。

ためすすぎ

  • 洗濯槽に水をためてからすすぐ
  • 水使用量が少ない
  • 柔軟剤の香りがしっかり残る
  • 汚れ再付着の可能性がややあり

注水すすぎ

  • 新しい水を注ぎながら排水
  • すすぎ性能が高い(洗剤残りゼロ)
  • 香りが控えめになることも
  • 水の使用量が多くなる

洗濯機の設定で見分けよう
・「エコすすぎ」や「節水すすぎ」= ためすすぎ
・「標準すすぎ」や「しっかりすすぎ」= 注水すすぎ
迷ったら、衣類の素材や使用目的で使い分けましょう!

洗濯の仕上がりを良くする+αの工夫

洗濯の仕上がりを良くする+αの工夫

すすぎ回数を2回にして水道代を節約しても、工夫次第で衣類の仕上がりはグンと良くなります。ここでは、簡単にできる+αのポイントを紹介します。

1. 柔軟剤は「最後のすすぎ」で入れる

柔軟剤は最後のすすぎ時に投入される仕組みです。
自動投入口がない場合は、すすぎ2回目が始まる直前に自分で入れましょう。

2. 洗濯ネットで衣類を守る

衣類を摩擦やダメージから守るためには洗濯ネットの使用が有効。
特にニット・下着・薄手素材はネット必須です。

3. 洗濯槽の定期クリーニング

雑菌が溜まると臭いや黒カビの原因に。
月1回は洗濯槽クリーナーで清潔に保ちましょう。

4. 水量設定を「多め」にする(柔軟剤重視の方)

すすぎ回数を減らしても、注水量を多めに設定することで洗剤残りを防げます。

仕上がりを良くするチェックリスト
✅ 柔軟剤は正しいタイミングで入れる
✅ 洗濯ネットで衣類を守る
✅ 洗濯槽は月1でクリーニング
✅ 水量設定を見直してみる

まとめ|柔軟剤と機能性洗濯機を活用しよう

まとめ|柔軟剤と機能性洗濯機を活用しよう

この記事では、「すすぎは2回?3回?」という疑問に対し、水道代・仕上がり・肌への影響など、あらゆる観点から解説してきました。

日常的な洗濯であればすすぎ2回で十分ですが、状況に応じて使い分けることが最も重要です。

この記事のまとめ
✔ 普通の衣類なら「すすぎ2回」で節水OK
✔ 敏感肌・赤ちゃんの服は「3回すすぎ」がおすすめ
✔ 「ためすすぎ」=節水、「注水すすぎ」=清潔重視
✔ 柔軟剤の効果や洗濯機の設定で仕上がりUP

よくある質問(Q&A)

よくある質問(Q&A)

Q. すすぎ1回でも大丈夫ですか?

A. 一部のすすぎ1回対応洗剤(例:アタックZEROなど)を使用すれば可能です。ただし汚れが強い衣類や肌が弱い方には、すすぎ2回以上を推奨します。

Q. 柔軟剤の香りを長持ちさせるには?

A. 柔軟剤は最後のすすぎ時に正しく投入することが重要です。また、「ためすすぎ」を選ぶと香りがより残りやすくなります。

Q. すすぎ回数の違いで洗濯機の寿命は変わりますか?

A. 基本的に寿命に直接的な影響はありませんが、水道使用量が多い=コスト増となるため、効率よく使う設定がおすすめです。

Q. ドラム式と縦型ではすすぎの効果に差がありますか?

A. はい。ドラム式は注水すすぎが主流で水使用量は少なめ、縦型はためすすぎが多く柔軟剤の香りが残りやすい傾向があります。

Q. 洗濯物が臭うのはすすぎが足りないから?

A. 原因はすすぎ不足だけでなく、洗濯槽の汚れや雑菌が関係していることもあります。月1の洗濯槽クリーナー使用をおすすめします。

参考
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